メディルクス診断プロジェクト
主課題は病理標本などの光学顕微鏡画像、光スペクトルによる
診断データのAI解析技術の展開
例えば、病理標本は通常、光学顕微鏡にもとづく細胞や組織の形状の情報を判断することにより行いますが、医者は常にその判断を白か黒かでできるわけではありません。
このグレーゾーンを客観的に判別できるようなAI解析技術が確立すれば、その技術は医者の強い味方となります。
本プロジェクトでは、光学顕微鏡画像や光スペクトル、さらにはCT画像やMRI画像なども視野に入れ、医学者と協力してAI技術を駆使した新しい診断技術の確立を目指します。
さらに、細胞単位での異常検出技術や異常細胞の選別収集技術を確立します。異常細胞や異常組織の診断や発生予測などを実現し、がん診断などに展開していきます。

Research技術カタログ
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細胞診標本の光スペクトルのAI解析による癌診断技術
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生体の連続組織切片画像からの3次元復元
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超早期診断と治療評価のためのオンチップセルソーター
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異常細胞の排除機構の解明とその応用
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多数の蛍光染料を効率的に識別するイメージング技術
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薬剤分子の解析のためのレーザー誘起結晶化
学内関連機関一覧メディルクス研究センターは以下の機関と連携し、新しい医工学「メディルクス」の発展と、医工連携のため研究を推進しています。
- 一般社団法人奈良先端医工科学連携機構 (国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学と公立大学法人奈良県立医科大学が連携して設立した一般社団法人)